京都では地下鉄よりも市バスが使いやすい。
京都市の地下鉄の路線図を見てもらうと、東西南北には伸びているが、
北東や北西、南西には路線が無いことが分かる。
そして京都市の観光名所は地下鉄の駅から離れたところに多い。
目的地が1〜2ヶ所で、それが地下鉄駅周辺のみなら問題ないが、
京都市内をあちこち回ろうと思うと、地下鉄だけではカバーしきれない。
なので京都市内を観光するなら、市バスの1日乗車券がお勧め。
特に目的地に嵐山や鈴虫寺が含まれていたら尚更。
地下鉄にも1日乗車券はあるし、地下鉄と市バスのセットもあるので、
必要に応じて買い分けて貰えれば良いが、基本は市バスだけでも十分足りる。
注意点として、適用外区間があることは知っておいた方が良い。
例えば、有名な貴船神社はその一例。
1日乗車券+170円(2020年9月現在)が必要となる。
欠点は地下鉄に比べて本数が少なくなってしまうことだが、
観光時間や乗り継ぎを上手く使えば、それほど大きな問題ではないだろう。
貴船神社のように週末や連休時には臨時バスが運行する場所もある。
どれも地下鉄の駅は無く、バスが必要な場所ばかりだった。
最初の目的地、安井金比羅宮に行く際、地下鉄の方が早いだろうと地下鉄を使ったが、
結局、降りた先でバスに乗るはめになってしまった。
それ以降はバスしか乗っていない。
ちなみに1日乗車券は、写真のカードにあるように、
市バスの他、京都バスと京阪バスにも有効。
路線やバス停が重なっている場所も結構あるので、
これで先刻の運行本数の少なさはカバーされる。
仮に市バスに乗り損ねてもすぐに京都バスが来る、みたいなこともあるからだ。
もちろん地下鉄にも、終電時間がバスよりも遅いなどのメリットはあるので、
目的や状況に応じて使い分ければ快適な旅行になると思う。