台風12号に学んだリスクヘッジ!
台風12号が日本に上陸した。
各地で多くの被害が出ており、今も九州地方では雨が続いている。
被害に遇われた方には心よりお見舞い申し上げます。
この台風12号の特徴は、関東に上陸したあと、
東海地方を経由し西へぬけて近畿、四国、九州へと上陸した。
通常とは逆の進路を通ったこと話題になった。
だが自分が注目したことは、報道はもちろんのこと
例えば29日(土曜)には地元で県内でも最大規模の
花火大会が予定されていたが、
前日には来月への延期が決まっていた。
今までにも雨天による延期や中止はあったが、
その決定は当日に発表されることが多かった。
かなりの集客が見込まれるため、経済効果が大きく
「できるだけ開催したい」というのが主催者の本音だろうが、
今回は決定・告知が早く感じた。
また、各公共交通機関でも29日(土曜)の運行について、
に夜(概ね21時以降)から運休することを広報していた。
また、地元でも明るい内から避難場所と解放時間の告知、
早めの移動を呼びかけていた。
恐らく他の自治体も同様だっただろう。
その甲斐があってか、台風が上陸した地域は
河川の氾濫や浸水、建築物の損壊などの被害が報道されていたが、
行方不明者や死者数の報道はほとんど無かった。
「ガラスが割れて怪我をした」などけが人の報道はあった。
実際は県内に暴風警報が発令されていたが、
当初の予想より太平洋上に進路がずれたため、
地元では雨も風も大した影響は無かった。
結果論で「やっておいた方が良かったのでは」
「延期や中止の判断が早すぎるのでは」
という人もいるかもしれないが、こうした早い対応の目的は
「被害を出さない、または最小限に抑えること」。
実際に人的被害が少なかったことは素晴らしいと思う。
「早めの対応がリスクを減らす」ことは、
災害に限らず、仕事や私生活でも
活かせる機会は少なくないと思う。