カメラだけでは写真は完成しない!レタッチの面白さ!
最近ではスマホのカメラ性能が向上して、ポートレートやナイトモード、
超広角など様々な撮影が一眼レフを用意しなくても楽しめます。
ではスマホだけで納得のいく写真が撮れるかといえばそうではありません。
これは一眼レフカメラにも当てはまりますが、カメラ側でピッタリと決められるのは、
被写体や角度、構図などです。
もちろんホワイトバランスや明るさ調整、一眼レフならさらに
シャッタースピードなども調整できますが、どんなに上手く撮影できても
これでOK!ということには中々なりません。
もちろん私の撮影技術が未熟というのもありますが、
プロのフォトグラファーでさえ、撮影後に画像加工を行っていることを見れば
あながち大げさな表現ではないと思います。
上記の写真2枚はどちらも同じiPhone11Proで撮影したもの。
上段は撮影したままの画像で、下段は色味など一部後から加工しました。
撮影時間は夜7時頃。若干明るさは残るもののヘッドライトが目立つ時間帯です。
ところがiPhoneのナイトモードが効き過ぎてしまい、
見た目よりも明るくなっていまいました。
また、一番撮りたかった独特な雲が、
背景の空とのコントラストが低いせいで目立っていません。
ところが加工後の画像では、信号や踏切の赤ライトが強調され、
看板がぼやっとライトアップされているのと合わせて夜に撮られたとひと目で分かります。
そして背景の空とのコントラストで、一番見せたかった雲も強調されています。
加工というと難しく感じるかもしれませんが、今ではスマホの無料アプリでも
かなりのレベルで加工が可能です。
著名なインスタグラマーやインフルエンサーの中にも、
スマホ1つで撮影・加工を行っている方はたくさんいます。
昼を夜に変えるような加工まではしなくても、明るさや色味をちょっと変えるだけで
写真のイメージはがらりと変わります。
ちなみに上記の写真の加工は、iPhoneに標準で備わっている編集機能で加工しただけです。
恐らくAndroid端末にも同様の標準機能はあると思いますので、
まずはスマホで気軽に撮影したものを加工してみてください。
それで変化した画像を見ると、きっと写真をレタッチする楽しさが分かると思います。