iMacが2020年モデルにバージョンアップ!その特徴と不満点について
本日、2020年モデルのiMacが発表され、ホームページも更新されていました。
以前から噂されていたデザインなどの大幅なモデルチェンジではなく、
スペックアップによるマイナーアップデートでした。
●内容(27インチ)
・最大10コアのintel Corei9プロセッサ
・最大128GBのメモリ
・最大8TBのストレージ
・Radeon Pro 5700 XT(16GB GDDR6メモリ
・True Toneディスプレイ
・1080p FaceTime
この他、マイク性能やEthernet端子、SDカードスロットの性能も強化されています。
あと、フュージョンドライブは廃止になりました。
●注目ポイント
10コアのCoreiプロセッサを搭載したことが一番の魅力でしょう。
それまでは8コアが最大でしたから。
ただこの2コアでどこまでの差が出るのかは疑問があります。
次に搭載できるメモリが128GBに増えた点。
iMacは27インチのみ、メモリを自分で増設することができます。
新モデルはまだ発売前なので確かめられませんが、
デザインが同じなので恐らく変えられると思われます。
となれば最初はプロセッサやストレージ、GPUにお金を使い、
後からコスパの良いメモリを増設することも可能です。
それ以外のところも地味に強化されているので、見た目は同じでも
前モデルとは別のマシンという印象です。
●不満点
やはりデザインは変えて欲しかった。
すでに洗練されたデザインではありますが、ベゼルの太さなど
今見ると野暮ったい感じがするのは否めません。
あと、モデルチェンジしたのは27インチのみということも残念です。
21インチはもちろん、iMacProも現状のまま。
iMacProの場合はCoreiシリーズではなく、Xeonという別のプロセッサを搭載しているので、
一概に比較はできませんが、強化された最新のCoreiと型遅れのXeonでは
その差は結構縮まったのでないでしょうか。
確かに、プロセッサだけで比較するのは乱暴ですが、カスタマイズ性能が高い
Mac Proがあるので、間にあるiMacProの魅力は薄れたと言って良いでしょう。
●購入した方が良い人(想定)
今回のモデルを購入して得をするユーザーを考えてみました。
・現状のMacの性能が限界、もしくは壊れて早急に新しいMacが必要
・ブートキャンプを使っている、もしくは使いたい
・MacBookシリーズを使っていて、母艦となるデスクトップ機が欲しい
上記に該当する人は買っても良いかもしれません。
ただ、注意点はこれから2年以内にAppleシリコンを搭載したiMacが登場するということ。
2年間は今のマシンで大丈夫という人は、それまで待ってから判断した方が良いでしょう。
Windowsも併用している人は、恐らくこれが最後のintel搭載iMacになると思われるので、
特にこのモデルはオススメです。
Appleシリコンではブートキャンプは採用されないことはすでに発表されていますから。
ただ、Windowsは使わない、アプリも最新のものを使っている、という方は
悩ましいところです。なにしろAppleシリコンの情報が断片的にしか分かっていませんから。
次期モデルを待って見極めた方が、高価な買い物になるので後悔は少ないかも。
とは言え、MacBook Pro16インチが発表された際は、どうしてもiMacの性能が
見劣りしていましたが、ようやくデスクトップ機の面目躍如と言ったところでしょうか。
●結論
自分の場合、今回の新型iMacは見送ります。
理由は、自分の使用用途にはオーバースペック過ぎるということ。
2014年モデルのMacBook Pro13インチの買い替えを探していたので、
やはり同じMacBookProの16インチか、型落ちの15インチモデルあたりでを、
普段はノート、たまにデスクトップとして使うのが合っているかなと思っています。