ギモンを持つこと、ギモンを解決すること、が効率化に繋がる
お客様から注文やお問い合わせを受けた時、
あなたの対応は次のどちらでしょうか。
(A)お客様から言われた内容をしっかり把握しないでそのまま受け取る。
(B)お客様から言われた内容を吟味した結果、不明点があったので確認をとってから受注した。
新人さんにありがちなのは(A)の場合。
お客様の内容に問題がなければスムーズに進みますが、
万一、発注内容に不明点や不備があれば、お客様にも再度確認する手間が発生します。
時間的にも最初の発注から間が空いてしまうので、
場合によってはクレームになる恐れもあります。
(B)の場合では、疑問点があってもその場で解決できるので、
間を空けることなく作業を進めることができます。
(A)と(B)の違いは2つだけです。
最初に疑問を持ったことと、
すぐに疑問を解決したこと。
これだけです。
これだけの要素が、後々の工程数や作業時間に大きく影響します。
時間がない人ほど、最初の工程を省略し
すぐに次の工程に進もうとしますが、
そのせいで余計に時間をとられてしまっては本末転倒です。
これは仕事に限ったことではありません。
旅行に行く際も目的地を決めたり、荷物を用意したりするのと同じ。
これを怠るとルートに迷ったり、必要なものを忘れて困ったり、
せっかくの旅行が楽しめなくなってしまいます。
生産性が低い人は、最初の段取りに力を注いでみることをお勧めします。
最初は手間に感じますが、そこは「急がば回れ」。
慣れれば自然と段取りが組めるようになりますし、
何よりその後の工程が順調に進むことのメリットの方が大きいと思います。