「楽天モバイル アンリミテッド」に申し込みました。その理由と懸念点について。
昨日、楽天モバイルが携帯キャリアサービスの開始日と内容を発表しました。
コロナウィルスの影響で記者会見ではなく、ネット配信による発表でした。
既に色んなサイトで広報されていますので詳細は省きますが、
大まかにまとめると、
・サービス開始は4月8日
・料金プランは1種類のみ
・料金は月額2980円(税別)
・自社回線は容量無制限で高速回線が使い放題
・KDDIのローミングエリアでは2GBを超えると低速回線に切り替わる
・「楽天Link」アプリを使え通話も無料で使い放題になる
・先着300万名は基本使用料が1年間無料になる
・提供端末はすべてSIMフリー機になる
と言ったところです。
料金プランが一種類のみというのは、過去を遡っても例を見ない
思い切った戦略だと思いますが、月3000円程度で使い放題なら、
安く済ませたい人もたくさん使いたい人も両方カバーできるのではと思います。
ただ世の中、そうそう美味しい話ばかりでもなく、
注意しなければいけない点もいくつかあります。
個人的に気になる点をまとめました。
・自社回線のエリアは東京、大阪、名古屋などの一部に限定される
・多数のエリアは2GB限定の制限を受けることになる
・現在どの回線を使っているかは瞬時に判断できない(アプリ経由で確認可能)
・対象端末にiPhoneが入っていない(Androidのみ)
・無料通話にはアプリが必要となる
と言ったところが懸念材料としてあげられます。
特に生活エリアがローミングエリアの私としては、2GBの制限が特に重く感じます。
自宅や職場にはWi-Fiがあり、外でもそれほどヘビーにスマホを使うわけではありませんが、
それでも毎月、メインの端末では2GB以上を使用しています。
あともう一つの懸念点はiPhoneが使えるかどうか。
昨年末にiPhone11Proを購入してiPhone8が余っています。
現在はお風呂用端末として活用していますが、
最新OSにも対応しており、まだまだ現役で活躍できる性能は持っています。
できればもっと活躍させたい思いがあるので、サブ機として
楽天回線が使えればベストなんですが、公表されていない時点で望み薄かなと。
そうなると対象端末費用が別途かかることになります。
では、そんな懸念材料があってなぜ申し込んだのかと言えば、
一番魅力に感じたのは通話がし放題だということです。
ネット回線はエリアによる制限が表示されていましたが、
通話に関してはアプリを使うこと以外の条件は特に明記されていませんでした。
とうことは通話圏内であれば、ローミングエリアでも
通話料や時間を気にすることなく通話ができるということです。
月額約3000円で通話し放題は結構お得です。
格安SIMではワイモバイルが対応していますが、
こちらは1000円追加のオプションになります。
最安プランで月額1480円にこのオプションをつけると、
月額2480円で楽天モバイルより安くなりますが、
この1480円にはいくつかの条件があり、
誰でもその金額になるわけではありません。
期限付きのサービスも含まれています。
そう考えると話し放題で月額約3000円はとても魅力的です。
エリアの懸念点は時間が解決してくれると思います。
発表時には来年3月までには全国をカバーする予定です。
その時になってから契約すれば良いかとも思いましたが、
1年後に同じプランが残っている可能性は、
昨今の他社の動向を見ていると望みは薄いでしょう。
新しく発表したプランを、1週間後や1ヶ月後には
取りやめたり変更を加えることはよくあります。
そう考えると今から契約しておくメリットは大きいと思います。
万一、300万名から外れて、かつ楽天モバイルのサービスが不満だらけだとしても
解約手数料がかからないので、デメリットは解約の手間だけです。
試してみる価値は十分にあると思い、申し込んでみました。
実際にサービスが開始されたら、使用感などを記事にしたいと思います。
<追記>
その後の情報で、正式にiPhoneが非対応だと発表されたそうです。
これで余ったiPhoneを有効活用していく目論見はあえなく散りました。
その他の方法を模索したいと思います。