Appleの発表で感じた違和感と望むこと!
昨日の深夜、AppleがオンラインでiPadとWatchシリーズの
新製品を発表しました。
程度の差はあれど、機能が強化されたり、デザインが変更されたりして
どれも魅力的な商品ばかりでした。
iPadもWatchもすでに使用中ですが、買い換えるのもいいかも、
と半ば本気で考えたほど。
発表された商品の詳細は他にお任せするとして、
ここでは最近のAppleに感じていた違和感が、
今回の発表ではっきりしたのでそのことについて触れたい。
●「Air」という言葉の意味
本来、Airという名称には特別な意味が込められていた。
Apple製品で初めてAirの名が冠されたのは「MacBook」だった。
スティーブ・ジョブズが封筒からMacBookを取り出したプレゼンは
今でも伝説化されている。それくらい衝撃的だった。
それから、iPadにも薄くて軽いモデルにはAirが付けられるようになった。
つまりアップル製品において、Airとは「薄くて軽い」という意味で使われていた。
●近年の「Air」製品
ところが最近の「Air」を見てみると薄くも軽くもない!という感想。
両者の重さを比較すると110gしか違わない。
iPadに至っては32gの差。※iPad第8世代、iPadAir第4世代(共にWi-Fiモデル)
もはや誤差の範囲と言えるだろう。どの辺がAirなのか疑問に思う。
●Airの意味の定義
それではAirにはどんな意味が込められているのだろう。
推測でしかないが、最近の商品ラインナップを見てみると、
Airとは「スタンダードモデルよりちょっと上」という立ち位置を感じる。
iPadAirは、性能も価格もiPad以上iPadPro未満。
MacBookも同じ。12インチMacBookより高性能だがMacBookProには劣る。
ただMacBookの価格だけは微妙だったが。
●Airと読んでも良い製品もあった
2019年に販売が終了してしまったが、12インチのMacBookは
なぜAirの名が付かなかったのか不思議なほど薄くて軽い。
MacOSを搭載して1kgを切ったMacBookは11インチAir以来だが、
Retinaデイスプレイを搭載し、ファンレス構造を採用したこのモデルは
モバイルに相応しい名機だと思うし、実際に今も使っている。
Proと合わせて3兄弟として復刻してほしいと思う。
●まとめ
あれこれ書いたものの、商品自体はMacBookAirも、今回発表された
新しいiPadAirも素晴らしいものだと思う。
MacもiPadも持っていなければ、すぐにポチっていただろう。
ただ、そんな素晴らしい商品の中に薄くて軽い商品が無いのは残念に思う。
未だにAirの無いiPhoneを含めて、これから魅力的な薄くて軽い
Apple製品が出てくることを本気で願っている。