生産性が低い人は無駄に仕事を遅らせている
「緊急の予定が入って、当初の予定がずれてしまった」
お客様からの突然のクレームや体調不良、天候による影響など、
仕事内容に関わらず社会人なら誰でも1度は経験があると思います。
しかし、いかに急な予定が入ったとしてもそれはこちらの都合。
その後に控えている予定に関係している人には一切関係ありません。
急な予定に振り回されず、本来の予定をこなしていくために必要なことは「後回し」にしないこと。
単純ですが、これが意外とできていない人をたくさん見かけます。
自分で完結できる仕事に関しては、後でいくらでもスケジュールを立て直すことができますが、
誰かにお願いしなければならな仕事を後回しにするのは得策ではありません。
例えば、営業が事務に伝票の処理をお願いしようとしたらお休みでした。
その際、
①明日は出社するということなので、明日に持ち越す
②他に処理できる人がいないか確認する
③自分でも処理できる内容なので、後で自分で行うことにした
あなたならどれを選びますか?
私なら迷わず②を選びます。
代わりの人が見つかればその人にお願いし、見つからない場合は③を選べばいい。
ただ最初から③を選択してしまうと、代わりの人が見つかった場合の可能性を潰してしまうことになります。
①は論外。
その日では翌日に出社予定となっていても、必ず出社するとは限りません。
体調不良なら翌日以降もこじらせてしまうかもしれませんし、それ以外の理由も考えられます。
明日になってもまたいない時は、嫌でも②や③を選択しなければならないのです。
そうすると仕事を1日無駄に送らせただけになります。
中には「どうしてもこの人に頼まないとならない」という
仕事もあると思いますが頻度は少ないでしょう。
社内で頼むことが出来なければ社外に頼むという選択肢もあります。
大事なことはイレギュラーに振り回されないためには、
イレギュラーに慌てない状況をつくること。
そのためには処理できる仕事を後回しにせず、時間に余裕を持てるようにすること。
伝票処理などの細かい仕事は特に後回しにされがちですが、
塵も積もるとばかにできません。
生産性が高い人は、その都度、頼める人を探してどんどん仕事を振っています。
生産性が低い人は、他にできる人を探さずに、後回しにしてしまいます。
あなたはどちらのタイプでしょうか。