「ちょっと今良いかな?」は時間ドロボーの口癖!
電話は非常に便利な道具であるが、
かかってくる方にとっては予想外の乱入行為です。
仕事をしていても、遊んでいても、誰かと話していも、
電話がかかってきたらそれらを中断しなければならないからです。
それを分かっている人は、緊急時以外の報告や連絡はメールやLINEですませようとしますが、
緊急性や重要度が低いことも電話ですませようとする人もたくさんいます。
「文字を入力するより電話をかけた方が早い」
というのがその人たちの言い分ですが、電話に要する時間は話す時間だけではありません。
電話にすぐでてもらえればスムーズですが、大抵は何回かコールした後に出ることがほとんどでしょう。
それに出なかった場合はいつ折り返しがくるかも分かりません。
連絡や報告は、要点さえしっかり押さえておけば、
そんなに長文になることはありません。
小説のような長大なメールなんてもらうほうも迷惑でしょうし。
相手の返答が要らないようなものは、用件だけ抑えてサクッとメールですませて
大事な仕事に時間をかけるようにするのが時間の上手な使い方だと思います。
いまはメールと電話を例にしましたが、こういう時間の価値を無視する人は
オフィス内でも同じようなことをしています。
例えば、各自がそれぞれ自分の仕事をしている時に、
「ちょっと今良いかな?」と声をかけてくる上司や先輩はいませんか?
目上の人だと無下にするわけにもいかないので、
なくなく手を止め対応したりしていませんか?
そうした上司や先輩の用事は決まって緊急性も重要性もありません。
後でもいいようなこと、そもそも聞かなくてもいいようなことが大半で、
後輩や部下の時間を無駄に浪費させていることにすら気付いていません。
できる上司は部下や後輩の時間を大切にし、必要以上に声をかけたりしません。
ですが相談を持ち掛けられた時は、自分の仕事を後回しにし、真摯に対応してくれます。
付き合い方や距離感は人それぞれなので、ひとくくりにはできませんが、
どんな付き合い方をしたとしても時間の価値はみんな共通です。
自分の時間を無駄に奪おうとする人からはできるだけ距離を置いて、
自分の時間を最大限に活かしてみると、仕事もプライベートも今とは違ってくると思います。