「明日でいい仕事」を明日やる人は生産性が低い話
仕事にはすべて「締め切り」があります。
「いつでもいいよ」「手が空いた時に…」というのは、
趣味と変わらないからです。
そして締め切りには「当日中」と「翌日以降」に分かれます。
当然「当日中」を優先させて行わなければなりませんが、
問題は「翌日以降」の仕事をどうするか、多くの人が悩むところだと思います。
もちろん当時中の仕事だけで手いっぱいの時は仕方がありませんが、
余裕があれば取り掛かる人と、余裕があっても取り掛からない人に分かれます。
●翌日の仕事に取り掛かる人の特徴
翌日のスケジュールに余裕ができるため
・新たな仕事に取り掛かれる
・イレギュラーの仕事が舞い込んできても慌てず対応ができる
・前倒しで進めた仕事を見直すことで、より精度を高めることができる
●翌日の仕事に取り掛からない人の特徴
翌日のスケジュールがすでに埋まっているため
・前日からの予定で手いっぱいで新たな仕事を入れる余裕がない
・イレギュラーの仕事が舞い込んでくると、余裕がなくて慌ててしまう
・出来上がった仕事を見直す余裕がないので、ミスがあっても発見が遅れる
時間に余裕があって、仕事をスムーズにこなしていく人の特徴を
一言でいうと「できる時にできることをしている」があります。
舞い込んでくる仕事を後回しにしないで、その都度対応することで
より多くの仕事をこなすことができています。
また、誰かに仕事を頼む際も、締め切りに余裕がある状態で依頼をするので、
頼まれた方も安心して受けることができます。
一方仕事や時間に追われている人の特徴は、仕事を後回しにするので
締め切りに余裕がなく、忙しい割に生産性が低いという悪循環に陥っています。
また、仕事を依頼する際も、余裕が無い状態で頼むので
受ける方も大変ですし、何より「この人からの依頼はいつも急ぎ」
という印象になってしまいます。
忙しい人は、仕事やイレギュラーは望まなくても
向こうから来ることを心掛けておきましょう。
プライベートでも、友達から誘われたり、イベントがあったり
予想していないところから予定が入ることもあるでしょう。
仕事でも同じように「予定外」は勝手にスケジュールに割り込んできます。
ですがそれを予め想定して余裕を持っておけば、
「予定外」も「予定内」に変わります。
仕事や時間に追われている人は、明日の仕事を、
明日でもいいけれど今日やる仕事に置き換えてみてはどうでしょうか。
仕事や時間に余裕ができると自分から仕事に向かっていけるように、
こころにも余裕ができて一石二鳥ですよ。