誘惑に負けない努力より、誘惑を無くす努力の方が上手くいく。

帰宅したら「あれやりたい」「これやりたい」と思っても、

いざ帰宅するとついテレビを見てしまったり、他ごとをしているうちに

何もできないまま1日が終わってしまうなんてことはありませんか。

私はよくあります。

例えば通勤電車では、溜めていた本を読もうと思っていても、

実際に席に座るとスマホを見たり、眠ってしまったりして

結局1ページも読めていないことがほとんどです。

気持ちでは「よし、やろう！」と思ってはいても、

誘惑に打ち勝つことはなかなか難しいものです。

そこで考えた対策は「（物理的に）誘惑を無くす」です。

悟りも開いていない凡人の私では、精神的に誘惑を無くすのはほぼ不可能です。

どうことかと言うと、スマホを見てしまうのは

手元にスマホがあり、手軽に見れるからつい見てしまうのです。

ですがそもそも手元に無ければ見ることはできません。

そこで電車の中では読みたい本だけ手元に残し、

それ以外は全てカバンに入れて棚の上に載せてしまいます。

そうすればできることは本を読むことだけ。

降りる駅までぼーっとしているのも退屈なので、

いやでも読書を始めるしかありません。

他にも、家には誘惑に負けそうなものがいっぱいあるので、

帰宅前にカフェや公共の学習スペースに寄ったりもしています。

誘惑に打ち勝つ努力よりも、カバンを棚に上げたり、

カフェに寄る努力の方が圧倒的に楽ですし、成功率も高いです。

これは自分で実践してみた感想ですが、

恐らく他の人が行っても同じ結果になると思います。

ミニマリストの方のように、部屋そのものを

誘惑のない環境にするという方法もありますが、

それはできる人とできない人に分かれると思います。

自分も理想的だとは思いますが、なかなかその境地にはたどり着けていません。

しかし、先述の方法なら、棚に荷物を載せるだけの腕力や

カフェでコーヒーを飲むお金さえあれば誰にでもできます。

これらを実践するコツは、「やりたい！」と思ったことがあれば、

同時に「いつも邪魔されるもの」を思い浮かべてみて、

それらがない場所、状況を考えてみてください。

テレビ、雑誌、スマホ、場合によっては家族やペットも入るかもしれません。

自分にとって理想的な環境がイメージできればあとは行動するだけです。