Self time Fun time ~40代からの人生充実プロジェクト~

朝習慣で人生を変えていくプロジェクト!チャレンジしたこと、その結果についてのレポートを中心に報告していきます。

「共有」は手段であって、目的ではないという話

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スマホの普及により、昔に比べはるかに情報共有がしやすい環境になりました。

電話やメールの他、GPSによる位置情報により

どこまでがプライバシーにあたるのか、話題になるほど

誰がどこで何をしているかも把握しやすくなりました。

 

企業においても、部下や従業員の動向を把握したり、

社員間の連携を良くするために「見える化」を推奨しているところは多いでしょう。

 

ただ、その「見える化」は何のためにしているのか?

 この質問に具体的に答えられる確率はかなり少ないのが現実です。

 

その理由は明確で、共有することが目的になっているから。

共有できたことで満足してそこから先に進んでいません。

 

「共有」 や「見える化」は、成し遂げたい目的があり、

そのためにはみんなの情報が分かっていた方が効率が良い。

だから見える化をしよう、が本来の意味です。

見える化」は目的を達成するための手段に過ぎないのです。

 

けれど多くの人が見える化で満足してしまい、

見える化が目的になっています。

ですが見える化するだけでは売上も上がりませんし、

生産性が高くなるわけでもありません。

 

例えば、社員全員の1日の行動記録を共有したとしましょう。

それで分かるのは誰が何をしているか、です。

ですがよく考えてみて下さい。

他人の行動記録が分かってもそれで何かが変わりますか?

「へぇー、あの人あんなに頑張ってるんだ」くらいの感想を持つだけでしょう。

 

しかし見える化を手段として捉えている管理職の方は、

この情報をベースにして、行動量が少ない社員、生産性が低い社員に

的確なアドバイスをし、全体の底上げをしています。

 

見える化を手段としているか、目的としているか見分ける方法は簡単です。

その共有や見える化を止めたら売上や生産性が下がるなら「手段」、

何も変わらなければ「目的」にしています。

見える化をするだけなら、その時間を別のことに使った方が有意義です。

時間が足りない、残業が多いという方、もしくは職場では、

今やっていることが必要かどうかを疑ってみることが一番の改善方法になります。

特に「いつもやっているから」「今までやってきたことだから」は

最初に疑ってみることをおすすめします。