在宅勤務は終わったが、在宅勤務の良いところは残していく。
4月から始まっていた在宅勤務が無くなり、今月から通常の出社勤務となった。
とは言え、4月までとは大きく異る点がある。
それは、入社以来始めてのリモートワークを経験しているということ。
「なんだ、そんなことか」と思うかもしれないが、これはかなり大きい。
どう大きいか、何が変わったかをまとめてみた。
●紙を使わなくても効率良く作業ができるようになった
今までは会社のプリンターを無尽蔵に使っていたが、
プリンターが無い自宅では印刷ができない。
会社支給のPCはノートタイプなので、画面が小さくて最初は不便だと感じていたが、
外付けディスプレイに接続することで解決。
複数のアプリを立ち上げたり、ファイルを開きながら作業をしてみると、
意外と不便はなくなった。むしろ、印刷に使う手間や時間が無い分効率が良い。
端末の動作が重く感じたときは、私用のPCを使うことでカバーできた。
今では出社しても印刷は必要最低限のみ。引き出しもすっきりして快適な環境だ。
●通勤時間を活用できるようになった
通勤時間=移動というイメージだったが、今は違う。
通勤時間=運動+勉強という概念に変わった。
リモートワークでは通勤時間が無いため、代わりに散歩やジョギングなどで身体を動かし、
読書をしたり、スケジューリングをしたりしていた。
この有意義な時間を今後も使いたいので、駅までの30分を運動時間、
電車の30分を勉強の時間に充てようと思う。
実際、30分の自転車は結構な運動になる。涼しい朝でもそれなりに汗をかく。
電車の中ではiPadで読書やスケジューリングを行えば、
リモートワーク時とほぼ同じ時間の使い方ができる。
●iPadを有効活用
リモートワーク時では対面での打ち合わせができないため、
電話での打ち合わせがほとんど。
その際に打ち合わせ内容を記録するのにiPadとApple Pencilの組み合わせは最強だった。
どれだけメモをとっても紙が足らなくなることも紙が増えることもない。
標準のメモアプリを使えば、iPhoneなど他のApple製品でも確認できる。
この「紙の代わりにiPad」は今後も大いに活かせそうだ。
●WEB会議の推進
今まで本社で行っていた会議やミーティングはすべてWEB会議に置き換わった。
これは単純に対面から画面越しに変わっただけではない。
まず本社までの移動時間が必要なくなった。
そして移動の費用も必要なくなった。
まさに時間とコストを同時に削減できるようになったということ。
いかに旧来の会議やミーティングに無駄が多かったかが実感できた。
●まとめ
新型コロナが経済的にも人名的にも大きな被害をもたらしたが、
それによって今までできていなかったことや、改めて気付かされたこともある。
大事なことは何を残して、何を新しくするか、その取捨選択の内容だと思う。
会社は今後、紙の使用頻度が減ったことでデスクにある
キャビネットを撤廃しようとしている。
「自分の席」が無くなり、自由にその時の状況で
好きな場所で作業ができるようにすることが目標らしい。
すでに大手企業では行っていることなので目新しさはないが、
今まで「自分の席」で仕事をしていた環境では改革と言って良いと思う。
リモートワークだからとか、出社勤務だからとか、大きなくくりで判断するのではなく、
それぞれの長所を活かした働き方が今後は求められていくし、
模索していく必要があるのだろう。